クローゼットの中から先生は袋を探してる

しゃがんでる背中が愛しい


ちょっとずつ近づいていって、その背中にぴとって抱きついた

「ね、せんせ」


先生の体が 一瞬

ビクッてしたのが分かった


「ちょっと やめて」

先生は私の手をひじでのけた


な なんで…!?

だって、初めての先生の家じゃん

もっと一緒にいたいって、もっとくっついていたいって、思わないの??


袋を見つけた先生が振り返った

私は足を抱えて 床を見た

ぶぅーって感じで口をとがらせて黙ってた


すると、先生がため息をついた