中学に入ってまたあの女と一緒の学校、一緒のクラス…でも、最悪だとは思わない…だって一応…あたしにとって親友だし?…そんなことを感じた…




―中学1年のバレンタイン―




「ねぇ?やっぱ今年もあげないの??」


またですか…


「だって恋してないもん。あんたは?まだ太郎??」

自分で口に出すのはなんだか変な感じだけどこの女には伝わらないから気にせず言った。


「うーん。。もういいつうか、どーでもいい。」


最低だな…
あんたもあたしと一緒で。。


「どーでもいいの?」


「そ。てかさ、3年のサッカー部の部長に渡そうと思ってるんだけど…噂では、あげない方がいいんだって。」


「なんで?」


ちょっとマジになる女につられてあたしもマジになって話しを聞く…