懐かしいアンタの名前。まさか、友達が好きだなんてね…そんな思いで向かえた



―小学校最後の頃のバレンタイン―




「小学生最後のバレンタイーンなのにまたあんたあげないき?」


またかよ…


そう裏で思いながら表ではとびっきりの笑顔で


「だっていい人いなくない?この学校。。それにあたし恋愛に興味ないし。」


なんてクサイ台詞をまたあの女に言った。


そして、また意味のないオシャレをした女は笑いながら


「小学6年が恋愛に興味ない?何言ってんのよ。。今の内にいっぱい恋愛しといた方がいいのよ。」


お前に言われたくねぇよってな感じにイラついたけど、


確かにそうだなと…
数秒遅れて気付いた。


いいこと言ったね。


ちょっときにくわないけど。。