初恋ものがたり

「幸い、残り2,3段のところで落ちたから、大したことなくて良かったな。」


先に賢志が立ち上がった。

「立てるか?」


手を差し伸べてくれた。


「だっ大丈夫!一人で立てるから…。」


私も立ち上がった。


「それじゃあ帰るか!」


私は、賢志の少し後ろを歩いた。