その日から、賢志と守野さんは付き合い始めた。


朝も、夕方も一緒に帰る姿を見ると、


胸がチクッと痛くなった。


守野さんがいる場所に、今までずっと私がいたんだよね…


遠い過去のように感じた。

私は一人で帰るばかりになった。