この日、私は図書室を出て、帰ろうとしていた。 渡り廊下を通りかかった時。 あれって… 私は足をとめた。 視線の先に、賢志と守野さんがいた。 とっさに校舎の隅のところに隠れた。 私…一体何やってるんだろう…。 二人の様子をそっと見た。