「私…賢志先輩にちゃんと想いを伝えた方が…いいですよね?」


守野さんが下を向きながら言った。


「もちろん!ちゃんと伝えた方がいいよ!」


「そうですよね…。でも、いざとなると勇気が出なくて…。」


「そっか…。勇気か…。」

ふと空を見上げた。


夕焼けがきれいだ。


「勇気、出せるといいね!空見ると元気出るよ!」


守野さんも、空を見上げた。