非日常standard【short】5

「しっちゃん悪いこと考えてるでしょ?」


「え?」

「顔みればすぐわかるよ。ねぇ、しっちゃんがんばったよ?ふつーの子だったら3年も、しかも通り過ぎるだけのヒトを好きでいられるなんてスゴイよ?仮に王子様に彼女がいたとしてもしっちゃんには負けるよ。彼の事を想う気持ちの部分では。あたし応援するよ。全力でね。だから一緒にがんばろ?ね?」


あたしはノンたんの言葉で知らない間に涙がこぼれていた。

ずっとヒトリだけで胸に閉まっておいた気持ち…。

あたしがオロオロしていただけなのに、ノンたんは1日で彼のことを調べてくれたんだ。

自分のことばっかり考えてたけど、ノンたんはずっとあたしのこと考えててくれたんだ。



「なに?あたしのセリフに感動しちゃってんの~?そういうのは王子様に告白できた時までとっておきなよっ」

そういってノンたんはケラケラ笑った。



ノンたん…。

あたしノンたんと友達になれてほんとに良かったよ。