非日常standard【short】5

あたしは自分の部屋で今日あった出来事を思い出しながら、音楽もかけず、倒れるようにベットにうつぶせになっていた。



ピピピピピピピ ピピピピピピピ ピピピピピ



そんな重苦しい空気をかき消すようにケータイが鳴った。

ノンたんからだった。

ケータイの時計を見るとpm10:16と表示されている。


いろいろな想像が頭の中を駆け巡って、パニックになりそうな状態であたしは通話ボタンを押した。

『しっちゃん??ノゾミだけどっ』



「う・うん…」

『王子様、あのヒト』


「うん…」

『確かかどうかは分かんないけど、あぁ家帰ってきてからさ、ちゅうがくんときにちょっと仲いい子がいてねさぁ』

「うん」

『その子にも手伝ってもらって、いろいろ彼のこと探してもらったりしてたんね。その子の男友達とかにも聞いてもらって』


「うん」

『でさ身長とか髪型とか、どこ通って通学してるとか。そういうのでさ、みんなきっとサトナカ君だろうって、あ、王子様ね?」



「…う・うん」

『で、まだほんとにそのヒトが王子様かどうかは分かんないんだけど』


「うん」




「………………」




『しっちゃん?ねぇ、ねぇっしっちゃんっ??聞いてるの??」


「あっうん、ノンたんありがとう」

『あとさ、もし?その里中君が王子様だったとしたらなんだけど、彼女いないっぽいらしいから、んーこれはあのヒトが里中君だったらの話しなんだけど、だからさ、てか、んーまぁ今日はこんくらいでよしとするか!」


「うん。ありがとうノンたん」