なにもかも 投げ出したくて 六本目の傷。 深い深い 傷……。 ぷつっ…… 音がするような 傷……。 ズズズズズ…… って手首に引く 線は、何時か赤くなって つー……と 血が溢れてくる。 どれだけ 深かったんだろうね。 心の傷も 手首の傷も……。