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「すず、いらっしゃいー」

夕実の家についた。
チャイムを押すと丁度、夕実が出てきた。

「あーすず!ハッピーバレンタイン!」


夕実の後ろには友達の、
弥子、花梨、真美がいた。

みんな私の大切な友達。
だけど私の親友はやっぱ夕実かな。

「さぁ、上がっていいよ!」

「じゃあお邪魔します」


ハイテンションな夕実。
私たち4人には彼氏はいない…

3人は凄くモテるのにもったいない。

夕実の家に入ると綺麗な飾りが目に入った。

今日、来てよかったかも!


「さっそくケーキを食べますか♪」

食い意地を張る弥子がそう言った。

「いいねぇ、食べよう」

「私もーおなか減ったぁ~」


それから私たちはハート型のケーキを食べた。
口の中で甘い香りが広がってすごくおいしい。

「ん~おいしい!!」


凄く楽しい時間を過ごしていた。
ケーキを食べ終わったあとはゲームしたり色々…

2時間も経ち、ラストスパートになった。


「夕実!次、なにやる?」

私がウキウキしながら聞くと夕実の顔は歪んだ。
何故だろうと思い、みんなを見ると

弥子も花梨も真美も笑っていた。


「え?みんななんで笑ってるのー?」

私が不思議に思いながら聞くと
みんなは口をそろえてこう言った。


『今日はすずのために特別ゲストを呼びました!!』

ニヤニヤしながら3人は叫んだ。