由香里をさっと抱き上げて、寝室に向かう。


「…浅賀さん…待っ…んっ…。」


由香里の唇にキスを落とす。


「…浅賀さん、出会った時と性格違う…。」


「まぁあれだ…男は“狼”だから。」


「…浅賀さんは王子様キャラだと思ってたのに…。」


由香里が言った言葉にうっかり笑ってしまった。


「ははっ!なんだよ、王子様キャラって。」


「…し、紳士的だから。」


由香里が顔を赤らめて答えた。


「ふっ…由香里の前なら、王子にも狼にもなるさ。」


そうしてゆっくりと由香里と愛し合った。


…紳士的なのか狼なのかは正直、よくわかんないんだけどな。