「なんか…嵐みたいな人だね…。」


「あいつは昔からだよ。それより…今日はいろんな奴と出会った気がする…。」


「そうだね…。」


「…じゃあそろそろ帰るか!…俺達の家に。」


「…うん!」


そうして、これから一緒に住む家に帰った。


「そうだ…由香里、これ。」


家に帰ってくるなり渡されたのは…。


…家の鍵。


そう…合鍵…。


「これ…。」


「ここの鍵。ないと不便だろ…?」


「…うん。ありがと…。なんか…一緒に住むんだ…って実感がようやく沸いてきたな…。」


「…そうだよな。今までは泊まるだけだったしな。」