営業の商談でもそんなに緊張しないのにな…。


「浅賀さん…チャイム鳴らすね…。」


「…ああ。」


由香里が呼び鈴を鳴らす。


迎え入れてくれたのは、由香里のお母さん。


由香里の柔らかな雰囲気はきっと、お母さんからきたんだろう…。


リビングに入ると、由香里の兄とお父さんがいた。


年齢を聞かれると、やはり反対された。


それでも、年齢の差で由香里と離れるのは嫌だった。


由香里に伝えてない、今までずっと思っていたこと…。


由香里を幸せにしたい…。

由香里と幸せになりたい…。


そんな思いを伝えた…。