「いや…家はちょっと…。」


ごまかそうとする俺に気付いた島本は、感づいた。


「まさか…10歳下の子と同棲してたり…するのか…?」


「その…まさかだったり…。」


「マジかよ?浅賀にしてはえらい展開の早さだな…。でも…年は置いといて、その子の顔、見たくなった。」


「そうだよな。同窓会なんてどうでもいいから、浅賀の家で二次会しようぜ!顔が見れるかもしれないし!」


「それはちょっと…。」


こいつらは、咲希や征治とノリがそっくり。


酔ったこいつらを由香里に会わせるのは…危険だ。


そんな思いとは裏腹に、同窓会はお開き。