「そんなに見てると
キスするよ?」

「して……欲しい」

東條の瞼が落ちた
俺は
東條の唇に重ねた

触れ合うだけの
軽いキス

目をあわせると
互いに笑い声が出た

緊張した

修学旅行のときの
キスより

ずっと
ずっと


緊張した