その日は全く眠れなかった。 朝、凌馬が部屋に入ってくる。 「萌おはよ」 「消えろ」 萌の苛々が絶頂に達す。 「萌ゴメンって、違うから」 「何が違うんだし!」 頭から布団を被った。 「また来るな」 凌馬と入れ替わりで優馬が入ってきた。