「ほら」 少し高いところで車が止まった。 「きれいだね…」 見たことのない世界が広がる。 萌が外に出ると凌馬が服を掛けてくれた。 「…凌馬…好きだよ」 凌馬に抱きつくことしか出来なかった。 「俺も好きだよ」 自然とキスをする。 けれど、孝志のことが心のどこかにあった。