「だからって萌のこと置いてくれるの?」 「うん、ずっといてもいいよ」 ふーん、じゃあいてやるよ。 まだ家には帰りたくないから。 「萌、友達と遊んでくる」 グラタンを食べおわり食器を片付けた。 「うん、いってらっしゃい」 凌馬は笑顔で見送った。 何かいいね。 けど、寂しいね。