気が付けば歩きだしていた。














「凌馬?」



二人して振り返る。




「萌…」



「妹さんですか?」




女が言う。







バシッ



歩行者が振り返る。




叩いちゃった…



「勘違いすんなって…!買い出し来ただけだから!俺もう30だよ?好きになんの萌くらいだって!」