凌馬の家を出て自宅に戻った。









「萌!帰ってきたの!」



いつも思う。




怒らないの?って。



けど怒らない方が信じてくれてる気がして嬉しい。





「萌、聞きたいことあんだけど」



椅子に座った。




「お父さん…って今どうしてるの?」



お母さんの顔が曇る。





「私にもわからないわ…」