柚との話を終え、2人で並んで音楽室の前を通り過ぎたときだった




『祐一~♪今日こそデートしてよね』


『仕方ねぇな~』



目の前の角の先から声が聞こえてきた


あたしの足がピタリと止まった。同時に柚の足も止まり不思議そうな顔をしている。





『やった☆でもいいのかな♪祐一の彼女ってかわいくて有名な利香チャンでしょ?』




ピクッと柚が眉をしかめる