終わらない物語

「それでも…君たちの力が必要なのだよ…」



ダークが暗い瞳を伏せて言った。



六人の心が揺らぐ。







「その…『シャドウ』たちを野放しにすることになれば…いったい何が起こるんだ?」



愁が尋ねた。




するとダークは、刺すような鋭い視線を六人に――正確には、六人よりもっと遠くの何かに向けながら、低い声で呟いた。



「世界が闇に包まれるのも…時間の問題だろう…」