二人の足は自然とあのバーへと向かっていた。


約束の時間は夜であったが、二人ともどこかで暇つぶしをして、それから向かうという気には、なんとなくなれなかったのだろう。



他愛もない話をしながら、約束の場所へと向かう。







あの曲がり角を曲がれば、もうバーはすぐそこ…

そんな場所に、奴はいたのだ。