しばらくの間、2人して黙り込んでいたけど、先輩の方が痺れを切らしたのか、口を開いた。

「あんた、毎日俺のこと見ててくれたんやろ?」

びっくりしたように私が先輩を見ると先輩は困ったように言った。

「なんだか、あんたは他の子と違う気がしてなあ、目がな、似てるんや。俺たち」

先輩の綺麗なアーモンドの瞳がやっぱり綺麗に細められる。

きらきら、きらきら。