「へー。お前もか!W大から転向するって何か理由でもあんの?俺は高校入ったときからK大って決めてたからさ。」
「あ。まぁ。理由は結構不純なんっすけど。」
「不純?」
「ええ。俺の気になる女性がK大目指すみたいなんで。」
は?
ま、まさかね。
面の奧が暑くなってきた。
タイスケは眉間にしわをよせた。
「え?でもさ、お前の彼女ってW大だよな。」
ば、ばか~!!?
タイスケ、それは私からの情報じゃない!
私がばらしてるのバレバレじゃんか!
もー!
その時、背後で同級生、ユズキの声がした。
「ナツミ?なんでもう面つけてんの。いつも皆で準備体操してから一斉につけるんじゃなかったっけ?」
あ~!
そうだったぁ!
動揺して、しかも聞き耳立てたいあまり、一人勝手に面を着けてしまっていたー!
私はいつのまにか、部員達に囲まれて笑われていた。
「もー、ナツミ先輩!しっかりして下さいよー。」
後輩達もおかしそうに笑っている。
きゃー。恥ずかしい!
「ナツミー。お前、やっぱバカだよなぁ!」
向こうの方でタイスケがでっかい声を張り上げていた。
面の奧からちらっとタイスケの方を見ると、カツヤがうつむいてくすっと笑っていた。
うわっ。
やばい。
今最高潮に動揺してる自分。
面なんかはずせないよー。
「あ。まぁ。理由は結構不純なんっすけど。」
「不純?」
「ええ。俺の気になる女性がK大目指すみたいなんで。」
は?
ま、まさかね。
面の奧が暑くなってきた。
タイスケは眉間にしわをよせた。
「え?でもさ、お前の彼女ってW大だよな。」
ば、ばか~!!?
タイスケ、それは私からの情報じゃない!
私がばらしてるのバレバレじゃんか!
もー!
その時、背後で同級生、ユズキの声がした。
「ナツミ?なんでもう面つけてんの。いつも皆で準備体操してから一斉につけるんじゃなかったっけ?」
あ~!
そうだったぁ!
動揺して、しかも聞き耳立てたいあまり、一人勝手に面を着けてしまっていたー!
私はいつのまにか、部員達に囲まれて笑われていた。
「もー、ナツミ先輩!しっかりして下さいよー。」
後輩達もおかしそうに笑っている。
きゃー。恥ずかしい!
「ナツミー。お前、やっぱバカだよなぁ!」
向こうの方でタイスケがでっかい声を張り上げていた。
面の奧からちらっとタイスケの方を見ると、カツヤがうつむいてくすっと笑っていた。
うわっ。
やばい。
今最高潮に動揺してる自分。
面なんかはずせないよー。



