2/3友達

カバンの中から携帯を取り出す。

新しい携帯。

なんとなく、自分らしくないピンク色を選んだんだよね。

不似合いな色に手に取るのがちょっぴり照れくさい。

でも、ピンク色って、よく見たらとてもかわいくて繊細な色。

恋の色。


タイスケの携帯番号を選択する。

しばらく、送信できなくてじっと画面を見つめた。

どうしよう。

もうどうにでもなれ!


思い切って送信ボタンを押した。

押してから急に不安になる。

話し中だったらどうしよう?

話し中ってことは、絶対ハルナにかけてるに決まってる。

そんなのすごく嫌だ。

自分が惨めになるだけ。


その時、

「もしもし」

携帯の向こうでタイスケの声が聞こえた。

「あ。」

なんともいえない安堵感。

そして、焦る。

私、何でかけたんだっけ?