2/3友達

耳元に温かい息づかいが聞こえる。

ゆっくりと背後の誰かの顔の方に首を向けた。



カツヤ・・・だった。

全然知らない変な人じゃないとわかってホッとした。

けど、

何?一体どうしたっての?

別の焦りが私を支配していった。


「カツヤ?ち、ちょっと、どうしたっての。痛いし。」

カツヤはそんな私の言葉を無視して、更に強く抱き締めてきた。

「俺、もうおかしくなっちゃいそう。」

ドクン。

私の心臓が大きく跳ねた。

そんなこと言われたら、私の方こそどうしていいかわかんないよ。

背後から抱き締めているカツヤの右頬が私の左頬に当たった。

えーーーー。

私、どうなるの?

このまま横向いたら、ひょっとして、ちょっと、あの、あの、キ・・・スなんてことしちゃうわけぇ?


そんな、ココロの準備なんて出来てないし。

しかも道場の前だよ??!


その時、すっと私の体が軽くなった。