「おい……本当に道なのか? ここ」
幽を追い掛けて、たどり着いた所は獣道。
「大丈夫です。何度も来てますから」
ここは幽を信じるしか無いようだ。
草を掻き分ける音と、風で草木が蠢く音が辺りを包んでいる。
やがて、獣道が明け、道らしい道となった。
「うわ……」
まず言葉にしたのは、驚愕と嫌悪が混じった様な声。
暗い為、黒い影となった山。
それは紛れもなく、不法投棄の山だった。
テレビやエアコン、冷蔵庫等々。
田舎も田舎で、環境問題が起きているのだな、と実感する。
「……これは……」
「あ、違いますよ? ここで使えるモノを探したりするんじゃないです」
当たり前だ。
「もう少し先、進めば分かりますよ」
幽は慣れた足取りで進む。
点滴を抱えているため、こちらも幽に合わせなければならない。
まぁ点滴を持つのは自分から言い出したことだからしょうがないか。
幽を追い掛けて、たどり着いた所は獣道。
「大丈夫です。何度も来てますから」
ここは幽を信じるしか無いようだ。
草を掻き分ける音と、風で草木が蠢く音が辺りを包んでいる。
やがて、獣道が明け、道らしい道となった。
「うわ……」
まず言葉にしたのは、驚愕と嫌悪が混じった様な声。
暗い為、黒い影となった山。
それは紛れもなく、不法投棄の山だった。
テレビやエアコン、冷蔵庫等々。
田舎も田舎で、環境問題が起きているのだな、と実感する。
「……これは……」
「あ、違いますよ? ここで使えるモノを探したりするんじゃないです」
当たり前だ。
「もう少し先、進めば分かりますよ」
幽は慣れた足取りで進む。
点滴を抱えているため、こちらも幽に合わせなければならない。
まぁ点滴を持つのは自分から言い出したことだからしょうがないか。
