148㎝の王子様

階段をのぼって自分の部屋に行く。

ぼふんとベットにダイブした。

「くそう!!陸のやつ!あいつ無駄にモテるんだよな〜」

そう。陸は無駄にモテる。まぁ、姉のあたしがいうのもなんだけど……

陸はかっこいいほうだとおもう。

「てか…。陸の話しはいいだ!!束莎だよ束莎!!」

束莎…。なんで顔あんな赤くしてあげないなんていったんだろ……。

照れ隠しとは違う気がする……。

「ああ!!もう!わかんないよぉ…」

足をばたばたさせて顔をベットにうめる。

最近…。束莎がわからない。

前から悩みを話してくれないほうだけど、最近もっと話してくれない…。

「……束莎のばか…。あほ…」

そう呟いた。