148㎝の王子様

………そう思ったのに。

――ガラッ…!

勢いよく扉が開かれた。だいたいの人はドアに注目した。

『おー!!どうなったんだよ!!いつき!』

そこにはいつきが立っていた。

「……あー…」

ふといつきはなぜかあたしを見た。
とっても悲しそうな目で。

いつき……??

どうしたの??なんでなんでそんな悲しい目してるの?いつきー??

あたしは思わず立ち上がった。そしていつきのもとに行こうとした。

けど。その足を止めた。

彼女の一言で。

「あたし達付き合うことになったんだぁ」

目の前が真っ暗になった。



それからどうしたか覚えていない。

ただ気付いたときは、泣いて走っていた。

涙で顔がぐちゃぐちゃで。何がなんだかわからない。

あたしはどこに行ってるの…??

どこに向かってるの…??

辿り着いた先はあの場所。

あたしがいつきのことを好きだって気付いた場所。