148㎝の王子様

着いた先は中庭だった。

「んでどうしたの??俺でよければ聞くよ??」

拓斗先輩は、にこにこしながら言った。

その笑顔みてあたしは何が弾けたように、いつきのことを全て話した。


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「そっかぁ。千春ちゃんはその「いつき君」のことを、マジで好きなんだね」

拓斗先輩に全部話したらすごくすっきりした。

「はい……」

話してよかった。やっぱりすごくいい人だ。

「よし!じゃあ俺が千春ちゃんのために、一肌ぬごう!!」

先輩はポンッと胸を叩いた。