真面目な顔をした琉生に もっと…きつくギュッと抱き締められ 触れあっている琉生の右頬と自分の左頬が熱くて呆然としていると 「この鈍感ヤロー。ずっと一緒にいたんだから…言わなくても気づけって」 と、言われ…その後 琉生の頬がゆっくりと離れていき、今度は大きな手のひらに両頬を優しく包まれた。 ───絡まりあう2人の視線。 「1回しか言わねぇから…よく聞けよ!オレは今、目の前にいる…この桜沢美羽のことが…ずっと好きなんだよっ!」 ───────ッ…