琉生の代名刺とも呼ばれる、誰もを虜にする魅惑の大きな茶色の瞳を見つめ
「なんだっつうんだよ。早く言えっつーの!」
生唾をゴクンと飲み込む。
「あのCMに出たら…琉生と…」
ち、ちがうでしょっ!
琉生とキスしたかったとか…そうじゃなくて!!
「あの会社の…チョコがいっぱいもらえるから。だから受けたの!」
ふぅ…言った、言ってやった。
確かに〇リコのおまけも欲しいし。
これで文句ないでしょ!と、言わんばかりに自信満々の表情で琉生の顔を見ると
「──美羽…」
琉生がドキッとするような低音のカッコいい声であたしの名前を呼び
「……え」


