今 その彼が高い位置から…あたしに冷たい視線を向けている。 どう見てもかなり… お怒りMAX状態っぽいです…ヤバッ! 「お前、なんで…オーディションなんて受けたんだよ?」 「それは……」 ───理由なんて、1つに決まってる。 だって嫌だったんだもん。 たとえ演技でも…琉生が誰か他の人とキスするのも…チョコをもらうのも。