マンションに戻りベッドに入ったのは
もう夜中の2時を過ぎた頃…



隼人くんはあのあと
何も喋ることなくあたしを
マンションの近くまで送ってくれた



さすがにマンションまで送ってもらうのは
悪い気がするから



いや、ただ早く
隼人くんから離れたかっただけなんだけど…



ドクン、ドクン…




さっきから…



さっきのキスから
この胸のドキドキが止まらない



“琴音って笑うとかわいーんだな、”



隼人くんの声が、耳から離れない…



くっついた隼人くんの
唇の温かさがまだ残ってる…



指で触れると
胸がギュッてなって苦しい、





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