学校の七不思議の科学的考察と魔法的解決法!!

「あいたたた……」

佐藤が屋上のコンクリートの床で打ちつけた腰をさすっているのを見下ろすことしか出来なかった。

私の脳が今のあり得ない事象の仕組みの分析を終えることが出来なかったからだ。

頭を一度ぶるんと振り、分析を続ける部分を残しつつ、回路を切り替え教師の仕事に戻った。

「大丈夫か? けがは?」

まず、生徒の怪我の有無の確認をしなければ。