「何か、ピンク色のものが……」

彼女の言葉を確認する為、窓の方へ瓶をかざすと、沈みかけの太陽の光が飴色に瓶を染め照らし出す。

瓶を慎重に揺らしてみると、彼女の言う通り何か粉の中に埋まっているようだ。ピンク色の平な欠片が見えた。