「うわーっ、せんせが生徒会長って似合いすぎですねー」

私は肯定の返事をしていないが、彼女は返事も待たずにこう決めつけてにこにこと笑顔をみせる。

本当の事であるから、別に知られても構わないのだが、広まると少し面倒かと後悔が頭をもたげ、

「佐藤、面倒だから他の生徒には言わないように……」

こう人差し指を自分の唇に押し当てると、