「そんな非常識なこと聞かないでよ…。」
「あー、はいはい。で、何?」
話を逸らす。
すかさず奏汰ゎ
怪訝そうな顔をする。
「僕が質問してたのに、何で?」
何で、何でを
連発する弟がうっとうしい。
そう思ったから
ひょい、と
もたれるのをやめる。
すると奏汰ゎ
バランスを崩してよろける。
「いきなりどかないでよ、人間バランスが大事なんだから。」
ふくれっ面の弟。
なんだか可愛いので
撫でてみる。
すると、
機嫌悪そうに
かつ、嬉しそうに
俺の手を振り払う。
「ご飯…、早く来ないと由くんのも食べちゃうから。」
とだけ
言い残して
俺の部屋から去る。
照れ隠しの為だろう。
ふ、と
軽く笑みをこぼし部屋を出る。
千春は
もう降りているみたいなので
急いで階段を駆け下りた。

