夜の9時頃…。 愁が部屋に来た。 あたしの寝ている隣に座った。 「凛…。頼むから…何か話して…。」 この何日間誰とも話していない。 「凛…。」 あたしは、愁の声を聞いているだけ…。 話す気になれず…何も話さなかった。 愁は、何も反応のないあたしの頭を撫でていた。 あたしは、ずっと愁を見ていた。 愁もあたしを見ていた。 何も話さずにお互い見ているだけ…。 愁はあたしの隣に横になって、あたしを抱き締めたまま眠った。