「…って…ユズ?」 「え…?どうしたの?」 「…何で泣いてるの?」 あたしいつの間にか泣いてたんだ。 …気付かなかった。 「それで…隆太さんは奏太さんを恨んでるの?」 「うん…。あたしもユズを呼び出すように言われて…途中で『やっぱだめだ』って思ったんだけど…間に合わなかった…ほんとごめんね…」 「うん…もういいの」 あたしはそう言って窓の外へ目を向けた。