「…何かあったの??」

「…今日緊急会議してただろ」

「うん」

「また、龍の面子が襲われた」

「…え?」

「しかも…体のところどころに切り傷があって、見つかったときにはもう虫の息だったらしい」

そう呟く奏太さんの声は、
とても悲しそうだった。

…酷い。
どうしてそこまでするの??

「それに…」

ここまで言って、
奏太さんは言葉を止めた。

「え…何…?」

嫌な予感がする…。

「ヤツラ…お前のこと知ってんのかもしんねぇ」

聞いたことがある中で最高に低い奏太さんの声に、言葉に、





…あたしの体は固まった。