その次の日から、
溜まり場が楽しくなってきた。

居ずらくなくなっていたし、
あの3人といるのがすごくうれしい。
あの3人といるのがすごく楽しい。

もちろんあたしは『ギャル』をやめた。

――3日後のこと。

『今日は送れねぇから』
って奏太さんから電話があった。

でも、着いても誰もいなかった。
部屋にも、廊下にも。
バイクを庭でイジッてるはずのチームのみんなが。


それどころが、人間だけじゃなく、
バイクも消えていた。
すべて。
きれいさっぱりに。

――ここはどこですか?
昨日来たときにはあったよね?!
1日ですべてなくなるもんなの?
あんだけのバイクが!!人間が!!

とまどってたあたしに声をかけたのは
門番…じゃなくて、カナタだった。

唯一残っていた人は、彼だけだった。