―Sibe奈美― 私は隆太を追いかけた。 『一人にさせて』 隆太はそう言ったけど 一人にさせたくなかった。 私がそばにいてあげなきゃって。 なんでか分かんないけどそう思った。 走って階段を下りる途中 涙が出そうになった。 ユズの恋のことは強気で言えるのに… 自分の恋だとこんなにも弱気になるんだ。