すると、明美は泣き止んでこっちを見た。そこには明美が1回会った事のある男が目の前にいた…、その男は全身が真っ黒の服を着て、髪はパッキン、瞳は赤で耳が尖がっていて頭には角が生えていてまるで悪魔のようだった。でも顔は中性的で女にも見えるくらい綺麗な顔立ちだった。明美は以前この男と会った事があるので明美は男に聞いた…


「あの~1回だけ会った事ありますよね?」


男は答えた…


「ああ、明美が小学校の頃に1回な」


「やっぱり…そうだと思った」


男は明美に言った…


「俺様は時間がないから用件だけ言うからな」


「その前にアナタがあの方?」


男は答えた…


「ああ、俺様の名は…サタン」


「サタン?」


「ああ、でも俺様は明美と直接会ってはいけないのだ」


「何で?今は?」


「コレは明美の夢の中だ」


「夢?」


「そうだ」


明美は不思議そうにしていたが、サタンは明美に要件を言った…


「いいか明美、お前は幸せにならないとダメなんだ」


「?」


「俺様との約束を忘れたのか?」


「ゴメン、今は思い出せない」


ショックを受けたサタンは明美に説明した…


「あの約束を思い出さないと俺様と会えない」


明美は悩んでそして…


「分かった。思い出すように頑張る」


するとサタンは微笑んだ…


「俺様はずーっと待ってる。もう時間だから戻らないと…後はダークを頼れよ」


「パァ~ン」と光と一緒にサタンは消えた。すると明美も目が覚めていて、サタンとの約束を思い出そうとしていた。


「約束かぁ…何だっけ?」


その日、明美はずーっと考えていて、あんなに行きたくなかった教室にも普通に入って授業を受けていた。それを黙ってダークは見守っていた…。明美の中で何かが変わろうとしていた…