スッキリしないまま登校した明美は教室に向かわず、校舎裏に歩いて行った…




「あぁ~教室には行きたくないなぁ…」




明美はまだ彼の顔を見る勇気がなかった。そこに同じクラスの貴志が明美の所にやって来た。




「おい、明美?何でココにおるん」




「…別に」




「一緒に教室行こうや」




「自分は保健室行くからいいよ」




明美はその場から逃げだしたが教室に行きたくないから、仕方ないので保健室に向かった…




「もう、帰りたいなぁ…」




すると、目の前にダークが現れた…




「明美!さっきの態度は何だ」




「今は誰とも話したくないし、関わりたくないから」




「それじゃ幸せになれないぞ」




「幸せって何!基準は?」




「幸せって言うのは…人それぞれ違うからなぁ」




「ふぅ~ん」




今の明美には何も伝わらないと思ったダークは黙ってしまった。




ダークの心の声 【参ったなぁ…どうしたらいいんだろう】




保健室に着いた明美はノックして入ったが先生が居なかったのでベットで横になった。




「ダークは帰ったらどう?」




「俺の事は気にするな」




「一人にして」




そこへ貴志が保健室に入って来た…




「失礼します。あれ?誰も居ない…明美いる?」




貴志が明美が寝ているベットまで来てしまった…




「大丈夫なん?」




「何でいるの?」




「心配だからだよ」




「もういいから教室行ったら」




「大事な話があるんよ」




「ゴメン聞きたくない」




明美はそう言って保健室から出て行った。その後をダークも追いかけた…




「カレ以外から聞きたくない」




するとダークは明美に言った…