「サタン?」

「ああ?」

「えっと…」

「何だよハッキリ言え」

「うん、あのね~」

「うん」

「サタンが気にしてると思うから言うね」

「?」

「私がその玉を飲む時は、サタンとケンカした時だからね」

すると、サタンは笑顔で答えた…

「そうか、そうか」

さっきと違って明るくなったサタンは明美に言った…

「それを聞いて安心したぞ」

「やっぱりね~」

「何だ?」

「プライドの高い、サタンは気にしていても絶対に聞いてこないって分かったから」

「そうでもない、明美の前だといつもの俺様じゃない」

明美はサタンの意外な言葉にビックリしていた…

「どういう事?」

サタンは答えなかった…

【言えるか俺様が…明美に惚れ過ぎて我を忘れてしまう何てよ!】

明美はずーっとサタンの答えを待っていたが、サタンは答えてはくれなかった。

数時間が経ちサタンと明美は…