ダークが消えてから明美は何が起きたのかを暫く考えていた。明美の手には本が一冊あるから夢ではない…明美は仕方がないので家に帰ったが、教科書の使い方が分からないでいた…


「私にどうやってコレを使えって言うのよ!」


明美は自分の部屋で本を見ながら悩んでいた…


「中を読んで見よう…え〜と…何コレ?何で私の名前が書いてあるのよ」


この恋愛教科書には明美の名前が書いてあったので、ビックリした。慌てて明美は本を閉じた…

「いやー!怖いこの本」


でも明美にはダークが言った事が気になっていた…


「今の私に必要な物って言ってたよなぁ…」


明美は教科書の最後を見てみたら…そこには「心のケア」と書いてあった。


「はぁ?じゃ〜私にはココを読めって事???」


試しに読んでみたら…



内容は…「大好きな人を忘れるんじゃなく、その人と出会った事、楽しかった事を思い出にすると良い。無理に忘れようとするから、それが逆効果だったりする。」


明美はコレを読んで納得していた…


「忘れようとしなくていいのか〜彼の事を思い出にかぁ…なるほどねぇ〜」



明美は何だかスッキリしていた。彼との楽しい事を思い出して笑顔になった…


「思い出にかぁ…やっと光が見えてきた感じがするよ」



不眠症だった明美は急に眠くなってしまい、いつの間にか寝ていた…



「スースースー」



そこへ突然、明美の部屋ひかりダークが現れ明美の様子を見に来ていた…



「明美はやっと眠りについたなぁ…よかった。あの方に報告しに行くか」




また光と一緒にダークは消えて行った。そんな事も知らない明美は夢の中だった…