明美には、さっぱり意味が分からなくて首を傾げていた。それを見ていた男は…




「最初に自己紹介をするな、俺の名は…ダーク」




明美は目をパチパチしていた…




「俺はある人から頼まれてココまで届けに来たんだよ」




「何を?」




ダークが指を鳴らしたら本が出てきた…




「コレだよ」




「それは何かなぁ(汗)」




「明美に必要な、本で…恋愛教科書【心のケア】だ」




「はぃ?って何でそれが私に必要なのよ(怒)」




「失恋しただろう」




「何でそれを…って余計なお世話よ!」




「だから、あの方が心配してるんだ」




「あの方って?」




「今は言えない!明美に渡したからな」




そう言ってダークは帰ろうとしたので明美は慌てて聞いた…




「ちょっと待って!この本のお金はまだ払ってない」




するとダークは答えた…




「あの方が言うには金額がつけれないから明美が幸せになってくれればいいと言っていた」




「何よそれ?訳が分からないよ」




ダークは光と一緒に消えて行った。残された明美はただ本を見つめていた…